FXトレーダーのつれづれ

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仮想通貨ってなに?

 

 

 

最近、いろんな意味で仮想通貨の話題がアツイ(?)ですよね! でも、いったい仮想の通貨ってどういうこと? と思う方もわりといらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

ビット・コインと言うと誰もが一度は耳にしたことがあるほど、仮想通貨の代表格ですが、他にもネムや、リップルイーサリアムなどなど、なんと1000種類以上もの仮想通貨が存在するんですよ。

 

バブル時代の株のように価値が異常に上がり続けたかと思えば、今度は暴落しました。暴落と言っても、今のところは単なる戻りと見てもおかしくはない下がり幅ですけどね。株も外貨も、常に一方向だけに動くわけではありません。ジグザグしながら上がったり下がったりするものなんです。

 

ひょっとするとまた持ち直して上昇するのかもしれないし、このまま下降を続けるのかもしれません。その先は誰にも判らない、それが投資の世界です。

 

別の側面では、1回目の暴落の裏には中国の資産家によるマネー・ロンダリングの疑いもささやかれましたよね。

 

中国国内では、外貨の流出を防ぐためにドルなどの資産を海外に持ち出す額を制限しています。そのため、自国の経済が危なくなった際に政府による資産の没収を恐れた富裕層の人たちが、別の投資畑に逃げたり、単純に悪いことをして設けたお金をいったん別の資産に置き換える手段として使われていたのではないか、というものでした。

 

こうなると敏感な投資家はリスクを恐れて、保有している資産を売却します。その結果、価値は下がります。価値が下がるのを見て、さらに売却する投資家が出てきます。さらにさらに、その下落に乗じて、空売りで儲けようという投資家も現れ、価値はどんどん下がっていきます。これが暴落の仕組みですね。

 

この現象は仮想通貨だけでなく、株や外貨でも起こります。

 

話が逸れてしまいましたが、タイトルの『仮想通貨ってなに?』ということですが、逆に、仮想ではない『通貨』について考えてみた方が解りやすいと思います。

 

日本国内においては通貨=お金と考えて問題ないと思います。ではお金ってなに?

 

近くに紙幣がある方は、ぜひ見てください。何と書いてあるでしょうか。

 

日本銀行券』と書いてありますよね。書いてない場合はそれ、ニセ札ですよ(笑)

 

つまり発行元の日本銀行≒日本政府がその価値を1万円札なら1万円の価値と保証して発行した紙のことです。

 

もっと簡単に言うと、政府は流通しているお金+日本銀行当座預金(=マネタリーベース)全てを保証しているというわけです。物価の変動によって1万円の価値は変わりますが、1万円は1万円です。

 

では仮想通貨はどうでしょうか。

 

仮想なので、誰も発行していませんし、誰も補償しません。そもそも存在しない通貨であると言えます。

 

こんなことを言うと、仮想通貨に手を出すのが怖くなるかもしれませんね。

 

でも多かれ少なかれ、投資というのは怖いものです。株の取り引きでも、会社が倒産すれば価値はなくなりますよね。1円株ってやつです。

 

仮想の通貨と言えども、これだけの市場規模になっているので、すぐに価値がなくなるなんてことは考えにくいです。ただ、値動きが荒いのでトレードする際には注意は必要ですよ。

 

それに、今では仮想通貨を実際の決済に使えるお店、つまり仮想通貨で買い物ができるお店もでてきているので、そういった目的で使用する人も増えてくるのかもしれませんね。