旅行先の決め方(自分流)
寒さも緩んできて、いよいよ行楽シーズンの到来ですね。
そんな時期ですが、作家の内田康夫さんが死去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。
内田康夫さんの作品は楽しく読ませていただいていました。浅見光彦シリーズなんて、もう水戸黄門シリーズくらい定番になりましたよね。これからはもう新作が読めないと思うととても残念です。
浅見光彦シリーズと言えば、色んな地方で起きた事件を解決するのですが、その地域の様々な名物や名産や歴史などを紹介していますが、情緒や情景がひしひしと感じられます。それを元に旅行に出かけたことも何回かあるくらいなんです。
あとは自分の故郷付近のことが作品に出てくることもありました。自分でも知らなかったことが書かれていて、へぇー。そうだったのか、と思うと同時に、町の雰囲気がよく描けていて、さすがだなーと感じたのを覚えています。
きっとたくさん取材をし、ご本人が感じたものを作品に盛り込んでいたんでしょうね。
わたしが実際に小説を元に行った場所でいちばん印象に残っているのは、奈良県の天川神社ですね。
実際には、周囲に何もないところなんです。
でもシンと静まり返っていて、荘厳で、心が落ち着く場所でしたね。だいたいどの神社でも荘厳な雰囲気ですが、天川神社は少し特別な空気を感じました。
境内の脇には立派な能舞台もあります。天川神社では芸能の神様も祭られているんですよ。
こんなことを書いていたら、本当に行きたくなってきます。
そうそう、少し離れてはいますが、吉野の千本桜もあるので、今年の花見は久しぶりに吉野に行ってみようと思います。
吉野山の桜は山桜で、ソメイヨシノよりも咲く時期は少し遅いため、過去に何回か行ったことがあるものの、満開の時期にあたったのは1度だけなんです。でも山あいの斜面に山桜が満開に咲き誇る風景は圧巻でした。上の方から見ると、まさに霞のようでした。
花見をした後に天川神社まで足を延ばして、お参りをして帰りたいと思います。
忘れてましたが、吉野山の脇では川魚を囲炉裏で焼いて売っているのでそれも忘れずに食べたいです。